• 2019.06.11

梅雨時の怠さ・・・それ気象病かも?気象病チェックと対策方法

先日関東でも梅雨入りが発表され、連日雨模様が続いています。この時季になると湿気も高くなり、気温の変化も激しく、体調を崩される方が多くいます。

 

「気が滅入る」「なんとなく怠い」「やる気が起きない」などの不調は ‟気象病” かもしれません。

 

この病気は気圧や気温、湿度などの急激な変化に人体が対応しきれないことが原因とみられ、気象の変化によって症状が出現する、あるいは悪化するなど人によって様々です。

症状は「天気が悪いと古傷がうずく」といった天気痛のほか、メニエール病、喘息、めまい症、うつ病、頭痛、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、蕁麻疹、吐き気など様々あります。また、生命に関わる心臓発作や脳卒中のきっかけになる場合もあるので油断はできない病気です。

しかしこれまでの習慣を少し変えれば、梅雨時の悩みが改善する可能性があります。

 

まずはじめに、気象病の可能性があるかチェックをしてみましょう!

気象病チェックリスト

  ▢ 湿度が高いと体のどこかが痛む

  ▢ 梅雨寒が苦手

  ▢ 冷房をかけると体の節々が痛む

  ▢ 雨が降りそうな気配がわかる

  ▢ 乗り物酔いしやすい or 高いところが苦手

  ▢ 耳鳴りがしやすい・耳抜きが苦手

  ▢ 事故やスポーツで体のどこかを痛めたことがある

  ▢ ストレスが多い

上記の項目に複数当てはまるようなら、気象病のリスクが高いと言えるでしょう。

では気象病を軽くするにはどうしたらよいのか解説していきます。

 

ポイントは身体を動かす事と生活のリズムを整える事です。

 

梅雨時は雨も降り続くので外出せず室内にこもりがちですが、晴れ間があったら外に出て身体を動かすなどしましょう。運動といっても散歩や軽く汗をかく程度の運動がベストです。

また、雨が降る日は副交感神経が優位になりやすく、体内リズムが乱れがちです。太陽が出てきたら外に出て日光浴をすることで自律神経を整えることができます。

食事や睡眠など生活リズムを保ち、お腹を冷やさないことも大切です。

 

梅雨時は湿度が高くジメジメして肌に何かが張り付くような感じがしますが、実際に水分が蒸発しづらく、発汗作用が機能していない状態です。ですから、こまめにタオルで拭くなど汗をかけるようにしましょう。

梅雨は汗をかきづらく発汗機能が衰えています。そのため梅雨の後に熱中症になる方が多くいます。梅雨のこの時期に汗をかける身体にすることが大切になります。

 

これらのことを行っても改善しなかったり、悪化するような方は、早めに専門医に相談しましょう。

 

梅雨が明けると急に暑さがやってきて夏本番になります。それまでに身体を整えておくのが大切です。

梅雨を楽に過ごせるようになるだけでなく、夏への備えにもなるので、しっかりと気象病対策をして梅雨を乗り切りましょう。