虫が近寄らない外壁の色と対策方法とは?

虫が近寄らない外壁の色とは?

夏や秋になると外壁に虫が寄ってきて困ると言う方がたくさんいます。外壁とは一部分ではなく、家の全体的な部分なのでどう対処していいか分からないというのが実情です。

そこで「虫が寄ってきにくい外壁」にする対策方法について解説していきます。

 

外壁に虫が付着する理由

そもそもなぜ外壁に虫が寄ってくるのか、その理由について知ることも大切です。

はっきりとした理由については明らかになっていないようですが、塗料に含まれている水分やシンナー・トルエンなどに反応して寄ってきている可能性が考えられます。

 

外壁の虫対策

■虫が寄りにくい色を使用する

外壁の色によっては、虫が寄ってきたり、寄りにくかったりします。これは虫の種類などによっても変わってきますが、カブトムシなどの甲虫類は白を認識できるのに対して、蝶や蜂は特に黄色をハッキリと認識し、紫外線や赤外線も見えるそうです。

また、蝶や蜂は赤や紫と言った色は見えにくいとされています。

そのため、黄色やオレンジ・クリームがかった色は虫を寄せやすいと言えます。

逆に虫が寄ってきにくい色は、グレー・黒・茶・赤・青などとダーク系の色になります。

 

■防虫塗料を使用する

シロアリやキクイムシのような害虫対策の防虫塗料の他に、飛んでくる虫を防ぐ塗料「アレスムシヨケクリーン」が、関西ペイントから発売されています。

この塗料は、一般的な外壁塗料とは異なり、外壁だけでなく室内の壁やバルコニーの壁、そして玄関周りなど屋内にも使用できるようになっています。
ちなみに、塗料の色自体は白ですが時間が経つと透明になります。

この塗料に効果のある虫は、ユスリカ、ウンカ、ヨカバイ、チョウバエ、キイロショウジョウバエ、蛾、羽アリ、白アリ、ハチ、クモ、カメムシ、ブヨ(ブユ)、アブ、タンスの虫らが挙げられています。

また、虫付着予防剤と言って、塗料に極少量添加するだけで塗料独特の臭気を軽減し、作業性を高めるための添加剤があります。これは、シンナーなどによる独特の臭気を軽微にすることで、蚊をはじめとする虫類が近づきにくくなり、塗装面に付着しにくくなるという効果もあります。

 

■LEDライトに変更

虫は紫外線を認識して寄ってきます。その為、太陽光や月明かりに反応したり、街頭などによく集まってきます。

屋外にライトを設置する場合や室内の蛍光灯を取り換える時は、紫外線をほとんど発しないLEDライトを使うと、虫が近寄ってこないと言われています。よって虫を寄せ付けないようにするには、LEDライトの使用が好ましいといえます。

 

まとめ

虫の種類によって、色の見え方や認識は異なります。よって一概にこの色なら絶対に来ませんとは言い切れないのです。

しかし、虫には紫外線を認識する能力があるので、紫外線を反射しやすい色には虫が集まってくる習慣があります。そのため、白・黄・ピンクなどの紫外線を反射しやすい色の外壁には、虫が集まりやすい傾向があります。

また、紫外線をほとんど出さないLEDライトには虫が集まりにくい傾向があります。

つまり、外壁における塗装には紫外線を出さないことが重要なポイントになります。紫外線を考慮した外壁の色を選ぶと「虫が寄ってきにくい外壁」にする事ができるでしょう。

 

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