• 2019.06.20

【新潟・山形地震】村上市で震度6強

18日午後10時22分ごろ、新潟県などで震度6強の地震がありました。新潟地方気象台によると、震源は山形県沖で震源の深さは約14キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定されました。また今回の地震活動は1964年の新潟地震の震源域に隣接した場所で発生しているとの見解を明らかにしました。

この地震の影響で村上市など広い範囲でけが人が出て、各地で津波が観測され、県内6市町で一時2800人以上が避難に追われました。

震度6強を観測したのは、村上市府屋。震度5弱は、村上市寒川、同市岩船駅前、阿賀町鹿瀬中学校、長岡市上岩井、同市小島谷、柏崎市西山町池浦。震度4は下越、中越、佐渡の広い範囲です。また19日午前0時57分ごろ、下越で震度4を観測するなど余震も相次いでいます。

最大震度6強の揺れを観測した場所を中心に、屋根瓦やブロックなどが崩れ落ちるなどの被害も出ています。梅雨の時季なので雨漏りの心配もされます。

急な雨漏りの応急処置方法をこちらで紹介しています。参考までにご覧ください。

 

雨漏りの応急処置方法

 

また注意が必要なのは、地震だけではありません。
地震で地盤が緩んでいることが予想されるため、通常よりも土砂災害の危険性が高まっていると考えられます。つまり、通常より少ない雨でも、土砂災害が起こる危険性があるということです。

そこで土砂災害が起きる前の注意すべき点をお伝えします。

 

■斜面から物音がする、何かが落ちてくる、水が浸みだす

■地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる

■地鳴りがする

■いつもと違うことが起きる

 

土砂災害は、そのスピードとパワーが凄まじいため、災害が起きてから避難しようとしても、間に合いません。
避難指示、土砂災害警戒情報等が出てからでは遅い可能性もありますので、不安を感じたら雨が弱いうちに避難準備を進めたり、土砂災害の危険性がない地域や避難所へ移動するなど、早めの避難行動をとりましょう。

万一、危険が迫ってきたら、冷静に状況を判断しながら、安全な避難を心がけましょう。また、夜間の避難は危険ですので、夜遅い時間に雨が予想されている場合などは、明るいうちに避難を完了できるようにしましょう。

熊本地震では、本震の後に大きな地震があったので油断は禁物になります。しばらくは今回と同規模か、それよりも大きな地震が起きる可能性があるので注意が必要です。