• 2019.07.30

関東甲信地方で梅雨明け 熱中症に注意!

7月29日(月)関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると、気象庁から発表がありました。

関東甲信地方の梅雨明けは、記録的に早かった昨年より30日遅く、平年より8日ほど遅い夏の到来になります。

今年は関東で、特に曇りや雨の日が多く、記録的な日照不足となりました。東京都心では29日(月)も弱いながら降水を観測し、6月27日から33日連続で降水があったこととなり、1954年の記録を超え過去最長記録となっています。

これまでの時期外れな涼しい日々とは一転、猛暑がやってきます。人は暑いと汗をかき、その汗が蒸発するときに体から気化熱を奪って体温の上昇を防いでいます。しかし、まだ汗をかける体になっていない人が多いため、梅雨明け直後は体温調節が十分にできず、熱中症になりやすい傾向にあります。

現に、総務省消防庁は30日、熱中症で22~28日の1週間に救急搬送されたのは、全国で5664人だったとの速報値を発表しました。このうち11府県で11人が死亡しました。搬送者数は前週(15~21日)の1948人から約3倍に増えています。多くの地域が梅雨明けし、急に気温が上昇したのが要因とみられています。

この先も例年と同じく晴れる日が多く、各地で真夏日が続く予想です。35℃以上の猛暑日となるところも多くなります。今年は急激に温度が上がったので、こまめな水分・塩分補給や、帽子・日傘を使用するなど、熱中症には十分に警戒が必要です。

【熱中症対策グッズ】

🔹氷結ベルト(首を冷やすもの)

🔹スポーツドリンクや麦茶、経口補水液(OS-1)

🔹帽子・日傘

🔹携帯扇風機・扇子

🔹冷感スプレー・冷感シート

日中は上記のような熱中症対策グッズを持って外出してください。あまりにも高温の時はなるべく外出を控えるようにしてください。

また、東京などでは朝晩も気温がなかなか下がらず、熱帯夜となる日が多くなります。昼間はもちろんのこと、寝るときもエアコンや扇風機を使用するなど、室温を適切に保つようにしてください。