• 2019.07.17

台風5号が北上中!今後の影響は?

梅雨が長引いている現在、フィリピンの東側に台風5号が発生しました。

台風5号は17日13時の時点でフィリピンの東にあり、1時間におよそ15㎞の速さで西へ進んでいます。
中心の気圧は994hPa、最大風速は18m、最大瞬間風速は25mで、中心の南東側560㎞以内と北西側390㎞以内では、風速15m以上の強い風が吹いています。
台風5号はフィリピンの東を発達しながら北西に進み、その後は北上して18日夜に先島諸島に接近する見込みです。

18日までに沖縄地方で予想される最大瞬間風速と波の高さ

■最大瞬間風速 30m

■波の高さ 6m

沖縄地方では、18日うねりを伴った高波に警戒し、強風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。

今週いっぱいは沖縄地方だけではなく、広い範囲で曇りや雨が続きそうです。

明日18日(木)は、九州から関東で、台風の影響により南から流れ込む湿った空気で大気の状態が不安定になります。午後を中心に局地的に雨や雷雨がありそうです。激しく降る所もあるので河川の増水や低い土地への浸水には気を付けてください。

また気圧の谷や上空の寒気の影響を受ける東北は夜を中心に雨、北海道も一部でにわか雨があるでしょう。日中の最高気温は九州から東北は30度前後で蒸し暑くなりそうです。北海道もほとんどの所で25度以上の夏日の予想です。

台風5号の北上だけでなく、台風周辺からの暖かく湿った空気が本州付近に流れ込む影響で、20日(土)頃にかけては西日本付近で梅雨前線の活動が活発化し、大雨となるおそれがあります。また、台風5号の動きによっては、今後の予報が変わる可能性もあるため、最新の気象情報にご注意下さい。

なお日差しが控えめでも、最高気温は30度前後の所が多く、蒸し暑くなるのでこまめに水分補給を行ってください。

ニュース掲載記事:日本気象協会