• 2019.11.22

鉄パイプ落下事故 男性死亡

2019年11月19日(火)に和歌山市の12階建てのビルの屋上付近に設けられた工事用の足場から、鉄パイプが落下し、近くを歩いていた大阪市に住む26歳の銀行員の頭部にあたり死亡しました。(長さ約1.5m・重さ約5㎏)

この事故で警察は20日、業務上過失致死の疑いで、いずれも和歌山市にある、工事の元請けの「SIGN TAKASE」と、下請けの「ヒロケン」を捜索しました。

 

■事故の4日前にも鉄パイプが落下

現場では、15日(金)にも同じように鉄パイプが落下していて、2つの業者がビル側に再発防止を申し出て、事故の前日の18日に工事が再開されたばかりでした。

警察は再発防止策が現場で徹底されていなかったとみて、押収した業務日誌などを詳しく調べています。

 

全国の工事現場で鉄パイプなどが落下して通行人や作業員にあたる事故は相次いでいます。

過去10年間に各地で起きた事故を調べたところ、事故は少なくとも44件に上り、14人が死亡していることが分かりました。

このうち3年前の2016年に東京 六本木の工事現場で鉄パイプが落下し通行中の男性が亡くなった事故など、鉄パイプが落下した事故は10件起きていて、3人が死亡しています。

 

ニュース掲載記事:NHK NEWS WEB