外壁塗装のベストな時季はいつ?

外壁塗装のベストな時季はいつ?

戸建てやマンション、アパートなど建物を建設する際に、なくてはならないのが外壁塗装です。外壁塗装は、建物により高い耐久性を持たせるために必要不可欠ですが、一度塗ったら永久的に効果が持続するというものではなく、塗料や環境によって寿命が変わってきます。しかし外壁や屋根の塗り替えを考える際に、どの季節に塗装するのがいいのか、梅雨の時期や寒い冬などにも塗装できるのか、悩まれる方が多いかと思います。基本的には季節に関係なく外壁塗装はできますが、より適した季節について、メリット・デメリットも交えて紹介します




【理想的な塗り替え時期は築10年】

外壁塗装の塗り替え時期は、築10年経った頃が目安と言われています。日本の住宅の平均寿命は約30年と言われていますが、この住宅の建材を保護している塗膜の寿命はそれより短く、新築時に使用されている塗料で5~6年、フッ素樹脂塗料でも15年前後と言われています。そのため家を守っていくには、住宅の一生の間に2~3回、表層の塗膜の寿命に応じて塗り替えが必要となってきます。よって、定期的(約10年)に塗り替えをすることにより、家の美観を維持したり耐用年数が延びることから資産価値が高まるといわれています。

■塗り替えができない条件

外壁塗装は1年中できるものですが、塗り替えできない条件が2つだけあります。
気温が5度以下の時 
湿度が85%以上の時
これらの状態で塗装をしてしまうと、塗装で重要な乾燥が充分にできず、塗装の剥がれや塗装の持ちを低下させる原因となります。したがって、当然ながら雨の日や台風の日、積雪のある日は塗装工事ができないということになります。

■塗装に適した季節と不向きな季節

季節 メリット デメリット
・空気が乾燥しており塗料が乾きやすい ・梅雨による雨や湿度で工期が延びる可能性がある
・塗料の乾きが早いので作業が順調に進む ・窓が開けられないためエアコンが必須
・日中屋根は暑くて登れないケースがあり、屋根塗装は早朝や夕方になる場合がある
・空気が乾燥しており塗料が乾きやすい ・台風で工期が延びる可能性がある
・窓を締め切っていても問題なく過ごせる ・気温が5度以下だと施工できない
・乾燥に時間がかかり工期が延びる場合がある
・屋根が結露し作業が進まず工期が延びる可能性がある
・日が短いので作業時間が限られ、工期が延びる可能性がある

【まとめ】

春や秋は気候によって塗装がしやすく、窓を閉め切っていてもあまり不便ではないため、施主側としても業者側としても無理なく塗装工事が終えられるかと思います。また外壁・屋根の塗装工期は約2週間かかりますが、梅雨や冬だと工期が延び、その分職人が出入りする日数も増えます。また窓を締め切る日数も増えることから、その時期を考慮して塗装を依頼するのが良いでしょう。


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